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2007-06-28 (Thu)


東野氏の新作は真っ先に読みたい私。
その上に病院ものも好きなのでかなり期待して読みました。

が、結果的にはよかったのだけど、
早い段階で筋がわかってしまい、
思いがけない展開がこの先あるのかと思ったらそうでなく、
医療技術はすごいな。ってことと、
こういうことを小説にする東野氏はやっぱりすごいな。ってことと、
最後、使命の意味、特に命を預かる医師の姿勢は尊敬に値するものでした。

最初に筋がわかってしまった。と書きましたが
決してストレートな展開でなく、
読み終わってからじわじわと良さが感じられてきました。

欠陥車の事故のため道をふさがれ、
救急搬送されていた彼女か助からなかった。
運が悪かったでは片付けろない怒りの矛先は
欠陥車を作り出した会社の社長へ。
復讐の気持ちは押さえられない。
彼のとった方法とは、
体調が悪いと知るとその病院の看護婦に近付き付き合い情報を得、社長の手術中、電気回路を破壊することによって手術の失敗=死。
という筋書きを実行すること。
そのための計画の緻密さが復讐の気持ちの強さ、悔しさでしょうか。

主人公の夕紀は
父親が手術後すぐに死亡したことに疑問を抱き、
医師を志します。
医師となり、当時執刀した医師のもと研修する夕紀が知った真実。
父親からいつも聞いていた、誰もかならずやらなくてはならない使命があるということば。

医師の命を救う使命は大きなものです。
車を扱う会社だって、命を守る使命があります。
その他、たくさん命に関する使命があります。

話が飛んでしまうけれど、
最近問題になっている食品の偽装問題も、
牛肉のところ豚肉を使ったとしても
すぐに命の問題にはならないかもしれないけれど
食の安全を求める消費者の立場からすれば大問題であり、
しなければならない使命を全く果たしていない会社ということになります。

恋人を亡くし、復讐を誓う彼が、最後まで悪人にはなれなかったのが救いでした。

夕紀はきっと立派な医者になるでしょうね。
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